ホームホワイトニング(自費)

・当院では、ホームホワイトニング(自費治療、ご自宅で行うホワイトニング)を行っております。オフィスホワイトニング(自費治療、歯科医院内で行うホワイトニング)はしておりません。
ホームホワイトニング(自費治療、ご自宅で行う)は、歯を削ったり、溶かしたりしませんので歯が弱くなることもありません。歯の内部の色素を分解することにより歯を中から白くすることができます。
ホームホワイトニング(自費治療、ご自宅で行う)の価格は、税込1万9000円(2021年3月現在)になります。


  • GC(ジーシー)社製の『ティオン・ホームホワイトニングプラチナ』を採用しております。同社従来品より1.5倍以上の性能です。治療中・治療後の痛みや刺激がほとんどありません。過酸化尿素(CP)10%含む。日本で薬事認可を得た安全なホワイトニングです。


『ホームホワイトニング(ご自宅で行う)の特徴』
  • ホワイトニング効果は、永久ではありません。約6ヶ月~1年で徐々に後戻りしていきます。オフィスホワイトニング(歯科医院で行う)も同様です。継続的なメンテナンス(歯石取りや歯の表面の着色取り)やホワイトニングが必要になります。人工物(コンポジットレジン、詰め物、被せ物)はホワイトニング効果がありません。
  • 専用マウストレーは奥歯まで作製しますので、奥歯までホワイトニング可能です。
  • 効果が出現するのにオフィスホワイトニング(歯科医院で行う)と比較して時間がかかります。
  • ご自宅で行うため、毎日、自分で行わないといけません。行わなければ、ホワイトニング効果がありません。
  • ホワイトニング中(1日2時間)は、マウスピースを装着しないといけません。
  • グレー系の歯(神経を取った歯、テトラサイクリンという抗生剤の服用が原因で着色した歯)は、ホワイトニングが難しいです。

『ホームホワイトニングの注意点』
  •  ホワイトニング中は、『着色の原因となるもの(タバコ、コーヒー、カレー、赤ワインなど)』又は、『酸性飲食物(コーラなどの炭酸飲料、レモン)』の摂取はできるだけ控えてください。もし摂取した場合、すぐに口をすすげば大丈夫です。
  • 知覚過敏(=冷たいものでしみる症状)の症状が出現したときは、ホワイトニングを使用を中止しましょう。症状がなくなれば、再開してください。ホワイトニングによる 知覚過敏(=冷たいものでしみる症状)は、一過性(一時的ですぐ消失すること)ですので、安心してください。
  • 知覚過敏(=冷たいものでしみる症状)に効果のある『歯磨き粉』の使用もおすすめします。ただし、優しく歯の表面に塗るように使用しましょう。
『シュミテクト バリア&プロテクト』
知覚過敏に効果がある『硝酸カリウム』配合
高濃度フッ素配合(1450ppm、むし歯予防に効果あり)
6歳未満の方には使用不可。
近所のドラッグストアにて販売されています。


『クリニカアドバンテージ NEXT STAGE 知覚過敏ケア』
知覚過敏に効果がある『硝酸カリウム』配合。
高濃度フッ素配合(1450ppm、むし歯予防に効果あり)。
6歳未満の方には使用不可。
近所のドラッグストアにて販売されています。


  • ホワイトニング中でも、歯ブラシは、『やわらかめ』を使用し、ペングリップで優しく小刻みに当てましょう。



『ホームホワイトニングできない方』

  • 無カタラーゼ症(ホワイトニング材に含まれる過酸化水素を体内で分解できない)の方。
  • 妊娠中・授乳期間中の女性、小児(18歳未満の方)の方、
    重度の歯肉炎や歯周炎の方。
  • ポリオレフィン(専用マウストレーの素材)に対して、アレルギー反応のある方。
  • 健全でない歯(むし歯、咬耗の強い歯、ヒビのある歯、歯頸部が欠けている歯)がある方。


『当院でのホームホワイトニングの流れ』
①1回目の来院時にホームホワイトニングを行うための、専用マウストレーの型取りを行います。
②2回目の来院時にホームホワイトニングのキット(GC社製のティオンホームプラチナ)と作製した専用マウストレーをお渡しいたします。



『ご自宅でのホームホワイトニング方法』
①ブラッシングをします。デンタルフロスと歯ブラシを使い、口の中を清潔にしましょう。別紙の『おすすめのブラッシング法』または当院ホームページの『おすすめ ブラッシング』を参照してください。歯ブラシは、『やわらかめ』、『ペン持ち』で優しく優しく歯に当てましょう。
ホワイトニング前のブラッシング
歯面のブラッシングを行います。
歯ブラシは、『ペン持ち』で優しく当てましょう。



②専用マウストレー内面にホワイトニングしたい歯に1歯ずつ、ホワイトニング剤を米粒2つ分の大きさで唇側の内面に注入します。
ホワイトニングジェルの注入
1歯あたり米粒2つ分を目安に、
ホワイトニングジェルを注入します。



③ホワイトニング剤が歯の表面に行き渡るように鏡を見ながら、専用マウストレーを装着しましょう。ホワイトニング剤が、歯茎に触れると、痛みを感じる場合があります。専用マウストレーからホワイトニング剤がはみ出た場合、綿棒やティッシュで拭き取りましょう。

マウストレーの装着
マウストレー装着時、ホワイトニングジェルがあふれ出た場合は、
すぐに拭き取ってください。ホワイトニング後は、歯をブラッシングし、
ジェルを洗い流してください。この時も、歯ブラシは優しく当ててください。


なし      適量      過剰

④専用マウストレーを2時間装着します。就寝中の使用はやめてください。知覚過敏(冷たいものがしみるなど)症状が出現した場合、中止してください。症状がなくなれば、また使用を続けてください。知覚過敏(冷たいものがしみる)症状は、一過性(一時的ですぐ消失すること)ですので安心してください。もし知覚過敏(冷たいものがしみる)が続けば、当院へ来院してください。使用回数・使用時間の変更または、知覚過敏(冷たいものがしみるなど)の歯を避けて使用するなど対処いたします。


⑤使用後は、再度ブラッシングを行い、口の中をよくすすいでください。ホワイトニング剤を口の中から除去するためです。ホワイトニング剤は、冷蔵庫に保管してください。専用マウストレーは温水を使わず、歯ブラシで水洗いして専用ケーズに保管します。

マウストレーの洗浄
ホワイトニング終了後、マウストレーを歯ブラシを用いて洗浄します。
マウストレーの変形の原因にもなるため、温水は使用しないでください。


マウストレー・ホワイトニングジェルの保管
マウストレーは、トレーケースに入れて保管します。
ホワイトニングジェルは、冷蔵庫で保管してください。



・毎日のブラッシング時に、強く歯ブラシを当てると、歯は摩耗し、歯茎は傷ついて下がってしまいます。そうなると、冷たいものがしみたりします。冷たいものがかなりしみる場合には、歯の中にある神経を取らないといけない場合があります。ホワイトニング中に、いつも以上に強く歯ブラシを当てる方がいらっしゃいます。
・歯ブラシは、『ペン持ち』、『毛先の硬さは【やわらかめ】』、『優しく小刻みに当てる』ようにしましょう。





※『むし歯の早期発見』や『むし歯や歯周病の進行抑制』のために『定期的な歯科健診』をおすすめしております。自分の歯を末永く白く残すためにも重要だと考えます。定期健診の内容は、『むし歯のチェック』、『歯周病の検査』、『歯石取り』、『歯面研磨』の4つになります。


宜しくお願いいたします。しまのうち歯科