プラークと歯石

  • プラーク(=歯垢)とは、歯の表面に付着している細菌のかたまり(1mgには何百種類もの細菌が合計1億個も存在)。白色または黄白色をしているので目では確認しにくいですが、舌で触るとザラザラとした感触があります。プラークはネバネバと粘着性が強いため、歯の表面にしっかりと付着し、強くうがいしても取れません歯ブラシ、デンタルフロス、歯間ブラシで取ることが可能です。
  • プラークは(=歯垢)は、『歯と歯茎の境目』『歯の噛むところの溝』『歯と歯の間』にできやすいです。

 プラークの中に『むし歯菌』や『歯周病菌』がいます。


 プラーク(=歯垢)の好発部位





プラーク(=歯垢)への効果・早見表

  • 歯石は、プラーク(=歯垢)に唾液のカルシウム成分が結合して石灰化して形成されます。プラーク(=歯垢)から歯石への形成開始は歯垢出現後4~8時間です。約2週間で60~90%が石灰化して歯石になります。


  • プラーク(=歯垢)は、放置すると必ず石灰化します。
  • 歯石は、うがい薬、歯ブラシ、デンタルフロス、歯間ブラシでは取ることができません。歯医者さんにある『エアースケーラー』『超音波スケーラー』『手用スケーラー』で取ることができます。

  歯石への効果・早見表


  • 歯石には、縁上歯石(えんじょうしせき)縁下歯石(えんかしせき)の2種類があります。歯肉(=歯茎)よりにできた歯石は、縁上歯石(えんじょうしせき)といいます。歯肉(=歯茎)よりにできた歯石は、縁下歯石(えんかしせき)といいます。



  • 縁上歯石(えんじょうしせき)の好発部位は、下顎前歯部の舌側、上顎奥歯の頬側です。

  • 縁下歯石(えんかしせき)の好発部位は、特にありません。歯肉(=歯茎)の下ならどこの歯でもできる可能性があるということです。


『むし歯の早期発見』や『むし歯や歯周病の進行抑制』、『歯石の除去』のために『定期的な歯科健診』をおすすめしております。自分の歯を末永く残すためにも重要だと考えます。定期健診の内容は、『むし歯のチェック』、『歯周病の検査』、『歯石取り』、『歯面研磨』の4つになります。


最後まで読んで頂きありがとうございました。

このページの全ての文章・イラストは、2019年1月8日に「しまのうち歯科」が作成しました。